東京在住の有名なヒーラーさまから頂いたオーダー。
日蓮がその方を摩利支天に合わせるときに見せられたという絵。
緑色で三角の模様がたくさん並んでいてとても美しい絵
という説明でした。
どんな絵か想像つかないけど
私の今の持っているものすべてを出す気持ちで描こう。
そう思って描いたのがこの絵。
オーダーの内容を聞いたとき、全く違う絵を描き出していたのですが
その後さらに詳しい説明を聞いたとき
私の眼にはエメラルドグリーンに光る無限の美しい
まるで万華鏡の模様がまっすぐに並んでいる絵が見えたのです。
それは無限に広がる世界。
そのためか、この絵を塗りだしたとき
いつもなら1/3ほど塗れたら「ここまで塗れた!」という感じになるのですが
この絵は塗っても塗っても
其れこそ半分以上塗っても全く塗った気がしない。
「なんで?なんで?」
じっくり絵を眺めていて気付いたのです。
この絵は無限であるものの一部だけを描いたもの。
だから描いている絵の周りにも無限に広がる絵を私は感じていたのです。
つまり、一列だけでも塗っていないラインがあれば
そのラインは無限に続いている。
途方もない長さの色の塗っていない部分が広がっているわけです。
最後の一列を塗り終わるまで
「この絵はいつ塗り終わることができるの!」
という感覚が抜けない不思議な絵でした。
完成した絵をクライアント様に見ていただいたところ
「私が見せてもらった絵とほぼ同じ!」
と言っていただいたのが最大の喜び。
この絵はクライアント様が国内外でセミナーをされる時に
持って行かれて講座生に見せられるそうです。
とても楽しみです♪
B5サイズ
pigma0.05 水彩絵の具使用
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